祝辞に代えて



当初は仕事で知り合い、僕とは3年の付き合いになる
近田さんと鎌倉さん。しかし、仕事以外でお会いし、
お話しするようになったのは、ここ1年ほどのこと。
その中で、印象的だったエピソードをひとつご紹介したい。

あるとき、「自分1人だけで過ごしたいプライベートの時間」
について鎌倉さんと話している時、彼がこう言い放った。
僕と近田との間に、プライバシーはない、と。
24時間一緒にいて構わないし、一緒にいたいし、その中で
何をしても平気、何も隠すことはないと。

大きな衝撃だった。

確かに、付き合い始めの頃や勢いで、一時的にはそう思うことも
あるだろう。けど、そんな気持ちは軽薄なもので、すぐに
消えてしまうことが多い。でも、この2人は、時間が経っても
同じように思い、同じように関係を続けていける。

そんな凄みが、彼の言葉から伝わってきたからだ。

恋とか愛とか情とか、そんなありきたりな言葉では
言えない、「凄み」。

それが2人の強さだと思う。

だから僕は、ことさら2人の幸せを祈ったり、
願うことはしない。

誰よりも強くつながり、けれど当たり前のように自然に
一緒にいる2人に、祈りも願いもいらない。

今まで同様、当たり前に一緒にいて、いつまでもその
「凄み」を見せつけてくれることだろう。

祈りも願いもしない。
けれど、僕はこの日をともに喜び、心から祝いたいと思う。

おめでとう、恵美さん、忍さん。

                                 石川直樹